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賃貸不動産経営管理士に加えてマンション管理士も取るべきか、範囲がかぶって非効率にならないか気になっていませんか。結論から言うと、試験範囲に一部重複があり、試験日程も近いため、ダブル受験自体は現実的ですが、業務でカバーする対象は大きく異なります。ここでは相性を整理します。
試験範囲の重複:民法が土台になる
両資格とも、試験範囲の土台に民法(契約・権利関係)が含まれています。賃貸不動産経営管理士では賃貸借契約に関する規定、マンション管理士では区分所有法や管理組合の運営に関する規定が中心ですが、契約や権利関係の基礎知識という意味では重なる部分があります。
すでに一方の資格の学習を終えている場合、もう一方の民法分野の学習時間を短縮できる可能性があります。
試験日程が近く、ダブル受験しやすい
例年の傾向として、賃貸不動産経営管理士の試験は11月の第3日曜、マンション管理士は11月の最終日曜に実施されており、試験日が1週間程度しか離れていません(年度により変動するため、受験する年度の公式発表で確認しておくと安心です)。
この日程の近さから、同じ年に2つの試験を続けて受けるダブル受験がしやすい、という特徴があります。ただし、直前の1週間で2資格分の総仕上げを同時に行うのは負担が大きいため、学習スケジュールには余裕を持たせておく方が安全です。
難易度は大きく異なる
| 資格 | 合格率の目安 | 勉強時間の目安 |
|---|---|---|
| 賃貸不動産経営管理士 | 24〜32%程度 | 150〜200時間 |
| マンション管理士 | 約10〜11% | 500〜600時間 |
マンション管理士は、賃貸不動産経営管理士より難易度・必要勉強時間ともにかなり高い資格です(各試験実施団体の発表データ、2026年7月時点)。「セットで取るのが当たり前」という感覚で挑むと、想定より学習負担が大きくなる点は理解しておく必要があります。
他資格との難易度比較の全体像については、別記事でも整理しています。
業務でカバーする対象は別物
賃貸不動産経営管理士は賃貸住宅の管理業務、マンション管理士は分譲マンションの管理組合運営という、まったく異なる領域を扱います。両方を持つことで、賃貸物件と分譲マンションの両方の管理業務知識を押さえられるという意味で、業務の幅は広がります。
ダブルライセンスを検討する際の判断基準
- 賃貸管理の実務に集中したいなら、マンション管理士まで手を広げる必要性は薄い
- 管理業界でのキャリアの幅を広げたい、分譲マンションの管理組合運営にも関わりたいなら検討価値がある
- 同時に2資格の学習を始めるのではなく、まず賃貸不動産経営管理士に合格してから、次年度以降にマンション管理士を検討する進め方も現実的
宅建とのダブルライセンスを検討している場合の学習順序については、別記事でも解説しています。
マンション管理士まで検討する場合は、マンション管理士試験・管理業務主任者試験対策講座の内容を確認してみるのもおすすめです。
まとめ
- 民法分野に重複があり、試験日程も近いためダブル受験自体は現実的
- マンション管理士は賃貸不動産経営管理士よりかなり難易度が高く、勉強時間も3倍程度必要
- 業務でカバーする対象(賃貸住宅か分譲マンションか)は大きく異なる
- 同時学習にこだわらず、年度をずらして段階的に取得する進め方も選択肢になる
まずは、自分が本当に分譲マンションの管理組合運営に関わる予定があるか、一度考えてみてください。それだけで、マンション管理士まで挑戦する必要があるかどうかの判断がつきます。


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