賃貸不動産経営管理士を独学で目指すと決めたものの、何から手をつければいいか分からず、テキストを開いたまま止まっていませんか。結論から言うと、テキストで全体像→一問一答→過去問→予想模試の順で進めれば、独学でも迷わず学習を進められます。ここでは、この4つのフェーズごとの具体的な進め方を解説します。
独学の勉強順序、全体像
何から手をつけるか分からないまま闇雲にテキストを繰り返し読むだけでは、時間をかけた割に得点力がつきにくいものです。勉強時間の目安(150〜200時間程度)を、次の4フェーズに配分するのが基本の型になります。
| フェーズ | 期間の目安 | やること | 使う教材 |
|---|---|---|---|
| フェーズ1 | 序盤の2割 | 全体像をつかむ | テキスト(通読) |
| フェーズ2 | 中盤の4割 | 知識を定着させる | 一問一答 |
| フェーズ3 | 終盤の3割 | 得点力をつける | 過去問題集 |
| フェーズ4 | 直前の1割 | 総仕上げ | 予想模試 |
順番さえ守れば、独学であっても迷いなく学習を進められます。
フェーズ1: テキストで全体像をつかむ
最初にやることは、細部を覚えることではなく、試験全体の地図を頭に入れることです。賃貸住宅管理業法・民法・維持保全・原状回復ガイドラインの4分野が、それぞれどんな内容かをざっくり把握できれば、このフェーズは十分です。分からない箇所があっても、立ち止まらずに一度最後まで通読するのがおすすめです。このフェーズで使うテキストの選び方は、タイプ別に比較した記事で解説しています。
フェーズ2: 一問一答で知識を定着させる
全体像をつかんだら、一問一答形式の問題を繰り返し解きながら、知識を細部まで定着させていきます。このフェーズが最も時間のかかる中心的な作業です。間違えた問題にはチェックを付け、2周目以降はチェックが付いた問題だけを重点的に解き直すと、効率よく苦手を潰せます。
フェーズ3: 過去問演習で得点力をつける
一問一答で知識が定着してきたら、実際の過去問を解いて、本試験の出題形式に慣れていきます。ここで大切なのは、正解できたかどうかだけでなく、「なぜその選択肢が正解で、他の選択肢が誤りなのか」を説明できるようにすることです。
フェーズ4: 予想模試で総仕上げ
直前期には、法改正に対応した予想模試で、本番同様の時間配分と緊張感を体験しておきます。ここでの点数に一喜一憂する必要はありません。できなかった論点を試験直前に洗い出せたことの方が価値があります。
スケジュール通りに進まなくても大丈夫
計画を立てても、思ったペースで進まないことは誰にでもあります。フェーズの境目を厳密に守ろうとする必要はありません。フェーズ2とフェーズ3が多少重なっても、最終的に過去問と予想模試に触れる時間が確保できていれば、独学は十分間に合います。
まとめ
- 独学の基本の型は「テキストで全体像→一問一答→過去問→予想模試」の順
- フェーズ2(一問一答での定着)に最も時間をかける
- 予想模試は点数より、できなかった論点の洗い出しに価値がある
まずは今日、テキストの目次だけを眺めてみてください。それだけで、フェーズ1は動き出せます。


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