家事や育児の合間にまとまった勉強時間なんて取れない、そんな状態で本当に合格できるのか不安になっていませんか。結論から言うと、まとまった時間の確保より、すきま時間を使った「思い出す練習」を繰り返す方が、記憶の定着という点では合理的です。ここでは、その理由と具体的な進め方を整理します。
「まとまった時間がない」は不利ではない
学習法の研究では、同じ4時間を勉強するなら、1日でまとめて4時間やるより、4日に分けて1時間ずつ進める方が記憶に残りやすいとされています。これは分散学習(スペーシング効果)と呼ばれる考え方です。
つまり、「まとまった時間が取れない主婦だから不利」というのは、実は思い込みです。家事の合間に10〜15分ずつ学習する生活スタイルは、結果的に分散学習の条件を自然に満たしていることになります。
すきま時間には「思い出す練習」が向いている
すきま時間でテキストを開いて読み返すだけでは、実は効率がよくありません。学習法の研究では、内容を読み返すよりも、自分の言葉で説明したり一問一答形式で「思い出す」練習(アクティブリコール)をする方が、記憶の定着に効果的だとされています。
具体的には、以下のような使い分けがおすすめです。
- 家事の合間の10〜15分: 一問一答形式で、覚えた内容を「思い出す」練習に使う
- 子どもの寝かしつけ後の30分: 過去問を1〜2問、時間を計って解く
- 週末のまとまった時間: 1週間分の間違えた問題を、まとめて解き直す
過去問の使い方や、GoodNotesを使った解き直しノートの作り方については、別記事でも詳しく解説しています。
テスト形式の復習が効果的な理由
テキストを読むだけの復習より、問題形式で「テストする」復習の方が記憶保持率が高いことも、学習法の研究で示されています。市販の一問一答や過去問集を、単なる読み物ではなく「テスト」として使うことを意識するだけで、同じ時間でも学習効果は変わってきます。
勉強時間の目安は思っているより少ない
賃貸不動産経営管理士の勉強時間の目安は150〜200時間程度で、宅建など他の不動産系資格と比べて短めです。1日15〜30分のすきま時間を積み重ねるだけでも、半年前後で必要な時間に届く計算になります。勉強時間の目安については、別記事で学習パターン別に詳しく整理しています。
家族の協力も学習環境の一部
学習時間そのものだけでなく、テキストや教材を家の決まった場所に置いておき、いつでも数分だけ取り出して学習できる環境を作っておくことも、地味に効果があります。可能であれば、家族に資格取得の目標を伝えておくと、短時間でも学習に協力してもらいやすくなります。
まとめ
- すきま時間を積み重ねる学習は、分散学習の観点からむしろ合理的
- すきま時間には「読み返す」より「思い出す」練習(アクティブリコール)が向いている
- 復習はテキストの再読ではなく、テスト形式で行う方が記憶に残りやすい
- 勉強時間の目安は150〜200時間程度で、1日15〜30分の積み重ねで届く範囲
まずは、次の家事の合間の10分だけ、テキストを読み返すのではなく一問一答を1問だけ「思い出す」練習に使ってみてください。それだけで、すきま時間の使い方が変わります。


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