不動産系の資格はいくつも名前が似ていて、この資格がどのくらいの難易度なのか位置づけがつかめていませんか。結論から言うと、賃貸不動産経営管理士は、宅建やマンション管理士と比べて、勉強時間・合格率の両面で取り組みやすい部類の資格です。ここでは主要な不動産系資格と比較して整理します。
合格率で比較する
2022年度の実績で比較すると、次のようになります(各試験実施団体の発表データ、2026年7月時点で参照)。
| 資格 | 合格率(2022年度) |
|---|---|
| 賃貸不動産経営管理士 | 27.7% |
| 管理業務主任者 | 18.9% |
| 宅地建物取引士(宅建) | 17.0% |
| マンション管理士 | 11.5% |
合格率だけで見ると、賃貸不動産経営管理士がこの4資格の中で最も高く、マンション管理士が最も低くなっています。合格率は年度によって上下するため、直近の数値は各資格の公式発表で確認する必要がありますが、相対的な位置づけとしては大きく変わりません。
必要な勉強時間で比較する
各資格の通信講座・予備校各社が公表している一般的な目安です(2026年7月時点)。
| 資格 | 勉強時間の目安 |
|---|---|
| 賃貸不動産経営管理士 | 150〜200時間(初学者) |
| 管理業務主任者 | 300時間程度 |
| 宅建 | 300〜400時間 |
| マンション管理士 | 500〜600時間 |
勉強時間で見ても、賃貸不動産経営管理士は他の3資格の半分以下で済むケースが多く、短期間での取得を目指しやすい資格だとわかります。
なぜ賃貸不動産経営管理士は取り組みやすいのか
出題範囲が「賃貸住宅の管理業務」という比較的狭い分野に絞られていることが、勉強時間の少なさにつながっています。宅建やマンション管理士は、権利関係(民法)や区分所有法など、覚える範囲そのものが広いため、必然的に勉強時間も長くなります。
「不動産系の資格はどれも大変そう」というイメージで敬遠していたなら、この資格に限っては、そのイメージよりハードルは低いと考えてよいでしょう。
難易度が低いからこそ意識したいこと
勉強時間が短く済む分、他の受験者との差がつきにくい試験でもあります。7割の得点を安定して取れる実力をつけることが、結果的に一番の対策になる点は、合格率推移の記事でも触れています。
宅建とのダブルライセンスを検討している場合、学習順序については別記事で具体的に解説しています。
まとめ
- 合格率・勉強時間ともに、賃貸不動産経営管理士は宅建・マンション管理士・管理業務主任者より取り組みやすい
- 出題範囲が賃貸住宅の管理業務に絞られていることが、勉強時間の少なさにつながっている
- 難易度が低い分、7割の得点を安定して取れる実力づくりが対策の中心になる
まずは、この4資格のうち自分が興味を持っている資格を1つだけ選んで、直近の合格率を公式サイトで確認してみてください。それだけで、次に取るべき一歩が見えてきます。


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